パパさんの親友Sくん。
この方、背は高いし、体は鍛えてるし、お金は持ってるし、しかもイケメンで性格良しとナカナカの優良物件でございます。
そんな女性に困らず(向こうから寄ってくるし?)、独身貴族を謳歌してたS君が2年前、ある女性(モロッコ人、18歳のムスメあり)にハマってしまい、まさかの同居生活を開始。
「紹介してよ〜」とパパさんが何言っても紹介してくれなかったSくんでしたが、とうとう秘密の彼女を紹介してくれる事になりました。
「Sくんを虜にした魔性の女はどんな方かしら〜」と、パパさんとドキドキしながらレストランで待つ事30分、Sくんから、「待ち合わせ時間まで彼女がバーで飲んでて、その後化粧を直したいと言ってるので遅れる」電話が。
おいおい。
待ち合わせ時間までバーにいたって、それってどうなのよ?
随分と強気な登場に、どんだけスゴイ女性(ワタクシの想像はスーパーモデル的な美女) が現れるのか、ある意味期待を膨らましてた我々の前に現れたのは…
…「整形しまくり&厚化粧」なオンナでした
特に不自然なのが、
…アンジェリーナジョリー顔負けのぷっくり唇。
アンジー風な唇に整形したけど、不自然な仕上がりになっちゃった〜って方、ヨーロッパではよく見かけるのですが、彼女も全く同じ。
そして、不自然に染められた真っ黒い髪…漆黒というかこれまた不自然すぎる黒い色。
見た目も60近い老け顔…肌がとにかく荒れまくり。
目の前に現れた瞬間、「出た〜」と本当に心で思ってしまいました…
人間は見た目じゃありません、Sくんが惚れた彼女ですもの、素晴らしいお方なはず!
ワタクシだってオンナです。
整形を全否定する気は全くございません…
(60過ぎたらリフトアップしたいからとパパさんに整形預金しとけと言ってるし)
彼女が整形した気持ちはわからなくもないです。
和やかに会話も進み、Sくんがワインリストからワインをチョイス。
1口飲んだ彼女、「これ、まずいわね〜」と言い、携帯でワインをチェック開始。
そして「星はゼロね(満点が5)」と、口コミを書き出した
おいおいおいおい。
お前の彼氏が選んだワインだし、払うの我が家だし?
(パパさんの招待だったので)
まぁ、オトナですし愛想笑いを振りまきながら見て見ぬ振りしましたよ。
そんな彼女、今度は何と…
我々の注文したシャトーブリアンの付け合わせのクロケットが食べたかったらしく、「ちょうだい〜❤️」とフォークでぶっ刺した!
おいおいおいおいおい!
18歳の子持ちが、初対面の我々に何やってるんだか?
100歩譲って、20歳のキャバ嬢とかだったら(若いし、カワイイし?)許されるかもしれない行為だろうけど、アナタがそれしちゃう???
…わからん。
何でSくんが、この方にぞっこんなのか全くわからない。
「恋は盲目って、名言ね…」
…謎よね。
「料理がめちゃ上手いって言ってたけど…」
Sくん、逃げられないね?
…そのようね?
「でもね、Sくんが紹介を渋った理由はわかったわ」
パパもママを紹介したがらないとかないの?
…えぇ〜!?
「ママ、唇薄いしなぁ…」
Sくんの彼女、絶対に思ったわね?
…彼女に貧素な唇とか思われるの、なんか嫌だなぁ
平たい顔族なワタクシ、アンジー風な唇にしたら顔のバランス崩壊で目も鼻も片っ端から手をつけなきゃならなくなっちゃう。
彼女だって、唇以外もメスを入れてるし(崩壊気味だったけど)、顔面フル改造して違う人生も憧れるけど老後のリフトアップが現実的な話よね?
パパさんと二人、Sくんが何で彼女にハマったのか未だに理解できません…
胃袋掴んだもの勝ちですか?
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